2015年10月から2017年4月までの一年半をかけて松尾芭蕉の全句を独自に解釈いたしました資料を基に、芭蕉の俳句を旅してゆきたいページです。
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●芭蕉の「旅」と紀行文
芭蕉の旅と紀行文
芭蕉は自らを見つめ自然の心をとらえ、575の文字で表現するために、風雅の道を求めていました。
そのために、作品に行き詰まると旅を試みています。代表的な紀行文を上げてみましょう。
「野ざらし紀行」「笈の小文」「奥の細道」この3つが最も有名です。
そして、その合間にも幾つかの紀行文を残しています。「鹿島詣」「更科紀行」「嵯峨日記」などです。
●年齢順のまとめ
四十一才
「野ざらし紀行」野ざらしの旅。1684年秋~翌年1685年4月。
野ざらしをこゝろに風のしむみかな
四十四才
「鹿島詣」 月見がてら鹿島への旅。 1687年8月。
月はやしこずゑはあめを持ながら
四十四才
「笈の小文」旅を楽しむ心境の旅。1687年10月~1688年の旅。
旅人と我名よばれん初しぐれ
四十五才
「更科紀行」笈の小文の旅を終え帰りの旅。1688年8月。
俤(おもかげ)は姨ひとりなく月の友
四十六才
「奥の細道」みちのくの旅。1689年3月27日深川を出発~9月6日大垣に筆を止める。
閑さや岩に染み入る蝉の声
四十八才
「嵯峨日記」落柿舎滞在中の日記。1691年四月十八日~五月四日。
五月雨や色紙へぎたる壁の跡
~~芭蕉の旅を詠んだ句~~
旅がらす古巣はむめに成にけり 42才
旅寝してみしやうき世の煤はらひ 44才
住つかぬ旅のこゝろや置炬燵 47才
旅人のこゝろにも似よ椎の花 50才
旅に病で夢は枯野をかけ廻る 51才
(2017・6・24)
●芭蕉「紫陽花」の2句
●芭蕉「桜」の36句
●芭蕉「梅」の22句
●芭蕉「新年」の19句
●芭蕉「年の暮」の12句
●芭蕉「時雨」の13句
●芭蕉「秋の月」の77句
●芭蕉「朝顔」の6句
●芭蕉「七夕」の3句
●芭蕉「五月」の16句
●芭蕉「青葉」の句
●芭蕉「さくら」の10句