芭蕉の詠んだ紫陽花の句

芭蕉の詠んだ紫陽花の句を探してみました。あまり多くはないのですが2句ありました。

 

紫陽花や藪を小庭の別座鋪

紫陽花や帷子時の薄淺黄

 

最初の句は元禄七年の句と思われます。この時には芭蕉51才となります。

芭蕉が奥の細道に出るのが46才の時ですから、この頃はもうなくなる少し前でしょう。有名な「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」を詠んだのもこの年51才の年と言われています。

もうひとつの句は、年次不詳となっていますが、紫陽花の句は、この2句でした。

どこか上品な風雅の世界を感じますね。今で云う料亭のようなお座敷の句でしょうか。そして、次の句は、夏の着物の淡い黄緑色を詠んだのでしょうか。どちらも上品な紫陽花の華やかさを感じます。

雨の多い夏に咲く大輪の紫陽花は、江戸時代から華やかな花だったようです。

(2018年5月16日)