一茶の詠んだ桜の一句

歌人西行は「願わくは花の下にて春死なん その望月の如月の頃・・・西行」と詠んだといわれています。歌人達は桜に酔いしれてさまざまな歌を残していますが、一茶は西行とは違い、小さな雀やお馬などの動物の句が沢山あります。それでもやはり桜見物は江戸の頃にはかなり盛んに行われていましたから、一茶にも桜の句が無いはずはありませんね。

そこで、今回は一茶の詠んだ桜の句を探してみましょう。

まずは、

「桜花 何が不足で ちりいそぐ・・・一茶」

こんな句が見つかりました。この句は七番日記の春に収録されているようです。

まるで今の私達の時代に生きているかのような俳句ですね。

新型コロナウイルスで世の中緊迫しています。自粛自粛で不安な毎日ですが、時は待ってはくれません。

今年は特に桜の開花が早く、もう花吹雪となりそうです。

一茶がどこからか、この句を詠んでいる声がしてきそうな今年にピッタリな桜の句ですね。