芭蕉の詠んだ五月の一句

芭蕉が「奥の細道」五月を詠んだ句が3句あります。

その中でも一番有名な句が

「五月雨をあつめて早し最上川・・・芭蕉」

この句ではないでしょうか。
最上川の川下りを詠んだ句ですが、この句の原句は
「五月雨をあつめて涼し最上川」だったと言われます。
芭蕉は川下りの船着き場で、まずは原句と言われる句を詠んでいます。
そして、実際に舟に乗り、川を下りその臨場感を
「五月雨をあつめて早し最上川」と推敲したと言われます。
涼しい川の流れを詠んだ原句が
実際に川を下り厳しい渓流のようなその流れの早さを経験して
早しとしています。

五月の雨に水嵩が増していて、川の水を沢山の支流や山肌から集めて流れているその光景は涼し気なだけでは言い表せない動きのあるスリル満点の川下りだったようですね。

他に、「笈も太刀もかざして見せよ帋幟」「笠島はいづこさ月のぬかり道」
の句が奥の細道で詠まれています。